モノホンのピアノと
松岡茉優がハンパない。
劇場で観たかった。劇場の音響設備で擬似的にコンクールを観るという体験が加わったら、震えるほどの衝撃を受けたであろう。家のソファ、柿ピーの雑音で魅力が半減しているのがとても残念だが、悠々と期待値を超えていた。
本作は、ピアノコンクールを主軸とした音楽が主役のお話。映像化するのに大変な苦労があったと思うが、見事に音楽と物語がシンクロし昇華され、最期にはなんとも言えない高揚感に溢れていた。
キャスティングも素晴らしかった。
森崎ウィン、松坂桃李、鈴鹿くん。
そして、予想通りに松岡茉優さんの演技がバツグンに凄く、トラウマを抱える彼女の繊細な心情や表情にグイグイと引き込まれ、気づくと彼女をあーちゃんとして観ていた。桐島の女子高生役から光っていたが、今の彼女は、サブでも主演でも無敵状態。ステキすぎる。
すぐに2回目を鑑賞。傑作だと思う。
