がく

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密のがくのレビュー・感想・評価

3.6
ナイブズ・アウト、これはイギリス英語の「Knives are out(人々が誰かを傷つけようとしている状況)」からきているそう。
そんな本作は、ある資産家の死からはじまるサスペンス映画である。容疑者はそれぞれがわけありの家族全員。相続問題、解雇通告、浮気、確執、数多の家庭事情がうずまく中で、空いたドーナツの穴(推理の穴)埋めていく名探偵。コメディ要素に溢れながらも、一つ一つ鮮やかに伏線を回収していく様は見事であり飽きがこない。最後は騙された。これぞ推理劇の醍醐味である。
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