クリエヴァ主演の新作という名目で興味を得て鑑賞。まず上映時間130分という非常にゆっくりとした描き込みで、現実の痛ましさや罪のない人たちが傷つけられたり殺されたりする悲惨さを目の当たりにさせられる。何十年経っても未だに6500万人も難民が居る事実に胸が痛んだ。観る前はミッションインポッシブルのような"その道のプロによるチーム潜入もの"の映画を想像していたのでほぼ真逆をいくような地に足の着いた物語の所感である。事実は事実、映画は映画というこのジャンルに期待した娯楽がもうちょいあれば楽しめたか。この映画で紅一点のヘイリー・ベネットもデキる女役として更に板に付いた印象をうける。キャプテンアメリカもといクリエヴァが超人血清を打たなくとも足は速いし筋トレもやばい証明が同時に為された映画でもあった。
