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ラ・ヨローナ~泣く女~のフクイヒロシのレビュー・感想・評価

ラ・ヨローナ~泣く女~(2019年製作の映画)
3.5
死霊館ユニバースの中で実はほぼ話関係ない『ラ・ヨローナ 〜泣く女〜』のスペースをお借りいたしまして、
死霊館ユニバースのまとめを書きますね。

かなりネタバレです!


『ラ・ヨローナ 〜泣く女〜』の感想は一番下に書きます!



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【全然四コマじゃない四コマ映画】死霊館ユニバースまとめ(2021)
→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2775



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死霊館ユニバース。
ぶっちゃけ面白いのは、ウォーレン夫妻が活躍する『死霊館』と『死霊館 エンフィールド事件』。

アナベル人形をフィーチャーしたアナベル関連はまぁポップなホラーだし、『ラ・ヨローナ〜泣く女〜』はほぼ関係ない上につまらないし、
『死霊館のシスター』も大ヒットしたけどアクションホラーでした。

もう追いかけるつもりはなかったんですが、新作『死霊館 悪魔のせいなら、無罪』あるってことでやはり乗りかけた船、最後まで観てみようと思いますよ!

で、正直いまいちわかっていなかったので以下にまとめてみました。ネタバレ全開です。

どれがヴァラクでどれが名もなき悪魔なのかとか。



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死霊館ユニバースまとめ(2021年時点)

以下時系列順

⓪『 The Nun(死霊館のシスター)』以前

①1952年『 The Nun(死霊館のシスター)』

②1958年『 Annabelle: Creation(アナベル 死霊人形の誕生)』

③1970年『 Annabelle(アナベル 死霊館の人形)』

④1971年『The Conjuring(死霊館)』

⑤1972年『Annabelle Comes Home(アナベル 死霊博物館)』

⑥1973年『 The Curse of La Llorona(ラ・ヨローナ〜泣く女〜)』

⑦1977年『 The Conjuring 2(死霊館 エンフィールド事件)』

⑧1981年『 The Conjuring: The Devil Made Me Do It(死霊館 悪魔のせいなら、無罪。)』



死霊館ユニバースまとめ(2021)
→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2775

 
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⓪『 The Nun(死霊館のシスター)』以前

1952年『 The Nun(死霊館のシスター)』の中で語られる。

中世のルーマニア。ある城主が強大な力を手に入れるため悪魔を召喚し悪魔ヴァラクが出てきた。

キリストのちや修道女たちの祈りで悪魔を封印してきたが、第二次大戦で修道院が空爆に遭い、ヴァラク復活!

ヴァラクとの戦いの末、1人生き残ったシスターはヴァラクに体を乗っ取られないように自殺。

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①1952年『 The Nun(死霊館のシスター)』
シスターの自殺を調査しにきたバーク神父とシスター見習いのアイリーン、そして村の若者フレンチー(本名はもモリース・ティロー)。

ヴァラクは修道院から出たいが人間の体に乗り移らないと出られない。
そこにちょうどよく現れたのが上記の3人。

3人はヴァラクと戦い、キリストの血を浴びせたり色々努力して、ついにヴァラクを地獄に閉じ込めたぞ!と安心して映画終わったかと思いきや、実はヴァラクはフレンチーの体に乗り移っていた!ガーンッ!



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②1958年『 Annabelle: Creation(アナベル 死霊人形の誕生)』

アナベル人形の誕生秘話を描く。

人形作家(マリンズ)の娘が交通事故で死亡。マリンズ夫妻は娘に再び遭いたくて、邪教にすがり、人形に娘を憑依させることに成功させた…と思いきや、それは娘の魂ではなく人間の魂を狙う悪魔だった!

悪魔は孤児院の少女の1人ジャニスに乗り移り、ヒギンズ夫妻に引き取られて「アナベル」と名乗る。(アナベル・ヒギンズとなる)

アナベル人形は教会によって清められた(この時点で人形には悪魔は入ってないハズ)。



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③1970年『 Annabelle(アナベル 死霊館の人形)』

フォーム(夫)が妊婦である妻にアナベル人形をプレゼント。

隣に住んでいるヒギンズ夫妻を養子である成長したアナベル・ヒギンズ(元ジャニス)とその恋人が殺害。

アナベル・ヒギンズ(元ジャニス)はフォーム夫妻の家に侵入し、アナベル人形に悪魔を乗り移らせた。
(悪魔側からすると、元ジャニスの体が死にそうになったのでとりあえず隣の家にある懐かしの人形に乗り移ったのかと。)

アナベル人形(含悪魔)はフォーム夫妻の魂を狙う。

ペレズ神父も事態を収束させようと努力。

娘を交通事故で亡くしたエブリンが償いとして犠牲になり、アナベル人形を手にしたまま窓から飛び降り死亡。

平和に。

6ヶ月後、ある女性が娘(デビー)にアナベル人形をプレゼント。



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④1971年『The Conjuring(死霊館)』

母からアナベル人形をもらった娘デビーとカミーラと男は、ウォーレン夫妻にアナベル事件について話す。

「霊媒師に人形を見せたところ、人形にはアナベル・ヒギンズという7歳の少女が憑依していると言われた」と。

しかしウォーレン夫妻は、少女のフリをした悪魔が取り憑いていると見抜き、夫妻と神父によって人形は清められた。

それとは別に、ペロン一家が買った家が呪われていた。

結局、魔女が家に取り憑いていて、引っ越してきたペロン一家の母(キャロリン)に憑依。

魔女に憑依されたキャロリンは自分の娘を生贄にしようと模索するも、ロレイン・ウォーレンと夫の説得によって、キャロリンは自分を取り戻し、魔女は地獄へ追い払われた。



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⑤1972年『Annabelle Comes Home(アナベル 死霊博物館)』

④の冒頭でデビーからアナベル人形を受け取ったウォーレン夫妻は帰路、色々霊的な事故に遭う。アナベル人形はウォーレン夫妻の家の地下のコレクションルームに保管。

一年後。ウォーレン夫妻は仕事のため家を開けることに。娘ジュディの面倒はシッターのメアリーに頼んだ。

コレクションルームに興味を持った友人ダニエラがこっそりコレクションルームに侵入。

「何一つ触れてはいけない」と言われていたのに、ダニエラは「全部(Everything)」触れてしまい、呪いが封印されていたものが全て呪いが解けてジュディとメアリーとダニエラを襲う。

ダニエラは亡くなった父に会いたかったのだった(かわいそう)。

娘ジュディは両親が悪魔祓いをしている映像を流して悪魔を除霊(それで除霊できちゃうの?)。

アナベル人形はガラスケースに戻された。


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⑥1973年『 The Curse of La Llorona(ラ・ヨローナ〜泣く女〜)』

③1970年『 Annabelle(アナベル 死霊館の人形)』のペレズ神父がちらっと出ているだけでほぼ関係ない話。活躍するのはラファエル神父だし。

1673年メキシコ。ヨローナは夫に浮気され、激怒し、夫の宝物である2人の息子(自分の息子でもある)を殺害。しかしその直後後悔し、自分も川に入水自殺。悪霊となって、水辺て自分の鳴き声を聞いた子供をさらう。

↑という中南米に伝わる怪談?伝奇?を元にした映画。

⑦1977年『 The Conjuring 2(死霊館 エンフィールド事件)』
ホジソン一家の子供たちが戯れに降霊術をやってみると、悪魔ヴァラクが降臨。末っ子ビリーンに取り憑く。ポルターガイストを引き起こす。

「ヴァラク!」とロレイン・ウォーレンが叫ぶとヴァラクは支配され地獄に戻された。

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⑧1981年『 The Conjuring: The Devil Made Me Do It(死霊館 悪魔のせいなら、無罪。)』

で、新作。

まだ観てません。

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【全然四コマじゃない四コマ映画】死霊館ユニバースまとめ(2021)
→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2775



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以下、『ラ・ヨローナ 〜泣く女〜』の感想です。




ウォーレン夫妻が活躍する『死霊館』(2013)、『死霊館 エンフィールド事件』(2016)は面白かったのになぁ。

ラファエル神父のキャラは面白いのでもう一回なんかで出てきそう。


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こうすれば霊は入ってこれない
こうすれば霊は近寄れない
こうすれば霊は消える

って勝手にルール作って
勝手なタイミングで発表して
しかも勝手にそれらを破って
勝手に大変な目に遭って
さらに勝手な新たなルールで解決されてもねぇ。。


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ペレス神父がちょっと出てくるだけで『死霊館シリーズ』ってことになってるけど、
実のところ関係ない話。


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新作『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』はウォーレン夫妻が活躍するタイプのやつなので期待していたけど、
この映画の監督が撮ってるんですね。。

心配。。