なつき

ラ・ヨローナ~泣く女~のなつきのレビュー・感想・評価

ラ・ヨローナ~泣く女~(2019年製作の映画)
2.0
悪霊に狙われてるとか(しかも地域ローカルなアメリカ人には何のこっちゃ?な悪霊)そんなオカルティックな事情なんぞ知らんソーシャルワーカーが、担当してる家庭を訪ねて子供監禁されとるーと勘違いして保護したせいで、その母親に八つ当たりでお前も子供狙われろ!と不幸を願われて何の関係もない娘と息子共々死にそうな目にあう話。

ラ・ヨローナは姿はっきり見えるし触れるので、はっきり姿見せて襲いに来るまでは怖いですが出て来ちゃうと武器持ってるわけではないし素手で掴んでジャーってやるか吹き飛ばす位なのでちびるような怖さないです。

あとホラー映画お約束のやるなと言ったことをあえてやる足引っ張りMVPは娘。
行くな崩すなってめっちゃ言われただろそんな人形とかあとでええわい…って取るんかーい!

あとそんな一番立て込んでる時に訪ねて来て案の定引っ掻き回す元凶の母親(まぁ八つ当たりでこの親子を呪った人だからわかるけど)。冒頭あんだけ怯えてたくせに悪霊が自分の言うこと聞いてくれるかもって訪ねて来るとかどんだけ自信満々だよ。


教会の神父が正攻法だと専門呼ぶだけで数週間は掛かります、とか言い出してお役所かよー!こちとら緊急なんじゃい!って思ったら紹介してくれた元神父。マイルドになったベネチオデルトロみたい。
この人は知識と持ってきた道具は役に経つけど元神父自体は強くないので役に立つんだか立たないんだか。
強いのは主人公である母親。この映画、悪霊と闘うのも母親。しかも素手と野球のバットで。

ラストは親子の鋼メンタルに引いてしまう。でもホラー映画の登場人物だしそうでなくっちゃな!


死霊館のシスターと同じシリーズなので怖さの種類はお察しです。どちらかというと物理的な怖さ。脅かす系です。
大きな音と衝撃にビクッとするけどゾッとはしないのであとは引かないし大丈夫。
なつき

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