よ

ラブ&ドラッグのよのネタバレレビュー・内容・結末

ラブ&ドラッグ(2010年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

ただのラブコメかと思って気軽にみたけど、かなりよかった。

最初は男から追いかけられてカップルになるけど、気付いたら逆転してるってことよくある。

この話の設定ではそれが大いにありえると思った。
しかもマギーは前の彼氏に持病が原因で裏切られた経験があり、交際には慎重だったし。


とても印象的だったのはジェイミーが病気を治そうとしていろんな病院にいきまくったとき。

病気を治そうするのは
君のためだと言ったジェイミーに向かって
「自分のためよ!!」とはっきり。

そして、「私は病気に振り回されず、普通の生活がしたい。」と。

彼自信も自覚のない行動の裏にある真意、言葉の裏にある本音を読み取った彼女は「家に帰ってセックスをしたら出ていって」と告げる。


彼女は付き合う前、付き合ってる最中、そして別れた後も彼にすがることなく彼と自分の立場を変えなかったところがかっこよかった。

どんなに彼の状況、自分自信の持病が表れようとも、彼と出会ったときの自分を覆すことがなかった。

そして、最後のシーンではマギーの運命の受け入れ方の言葉に思わず泣いた。

これは偏見だが、お互いの社会的な立場が
同じじゃないと夫婦ってあんまりならないんじゃないかと思ってた。
でもこの物語は、きれいごとじゃない。
ちゃんと人間同士で結びあってるリアルさがある。
それは、お互いが周りの変化に振り回されなかったから。自分の心に素直になれてるから。

人は弱い生き物だ。誘惑や、ちょっとの変化で壊れたり、ねじれたり、振り回されたりしてしまうが、こんな結びつきも、少ないだろうがあると思う。

かなりむずかしいかもしれないけれど、
マギーのような人にわたしはなりたい。
よ