type00den

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者のtype00denのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ジュラシックシリーズのラストです。
結論から言えば、まあまあですね。
前作のラストから真に始まった恐竜の世界、その世界のあり方を見せてくれるかも思いきやお馴染みの黒幕企業と箱庭の崩壊を見せられてなんとも言えない気分です。
また遺伝子操作のおかげか真冬でも元気に動いていて恐竜?と感じ違和感が凄いですね。
それでもやはり恐竜の動きは見事これがジュラシックシリーズの醍醐味ですね。
ラストの作品ですがジュラシックシリーズってこんな感じだよねという勢いで既視感のあるものが様々でてきます。黒幕企業、箱庭世界、Tレックスなど総決算だからこそなのでしょうか。
本作における恐竜との共存方法は途中の講座でも話していたように互いを尊重させるような思いやりなんでしょうね。尊重なので暴力や拉致、騙しは NGでだいたい作中でうまくいかないようになってます。それが作中でのルールとなってそうなところは物語としては良かったです。
また、職員さんの裏切りについては良いのかとは思いますが全体の善のために信頼を裏切って良いならそれはルールとしてどうなんでしょう?それとも裏切る相手が反省も何もしていない相手ならOKなんでしょうか?個人的にはルールとしての純度が減ってるようでこのあたりが微妙でした。
ルールなしだと個人的には敵の社長の言うひたすら前に向かうという方が好きですけどね。
個人的に良かったのはメイジーの心理描写ですね自己の確立ができてないことからの不安、おそらくウー博士の言うことは正しいとは最初から感じていたのではないと思います。ウー博士の言うことは正しいと思っていても自分の価値が遺伝子だけのように感じたからの脱出なのかなと思います。それから母親から変わりではなく望まれて生まれたと知ったことで、主人公たちの愛に応えられるようになったのでしょう。両親と言ってましたからね。
両親に愛されていて自己が確立しているので改めてウーの提案にのることができた。
この流れが好きなのでちょっと評価が高くなってます。
type00den

type00den