武者鬼

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者の武者鬼のレビュー・感想・評価

3.0
蛇足感は感じつつも、新旧タッグの共闘やパークのオマージュなど光るものはあるが必要性を感じる作品ではなかった

個人的には前作の炎の王国のラストの恐竜とともに未来を嫌でも歩いていかなければならないという希望か絶望かは想像に任せますというシーンがすごく好きだったんですが今作は結局なんかどっちつかずな上に大陸を超えて恐竜を生息させる始末ともはやなにも学んでないのが冒頭からあまり好きになれませんでした

そして過去に学ばずまたしても遺伝子改良に未来を託す人類

ブルーの一件はおまけみたいになってるしパイロットが加入するのもなんか適当だしでお粗末な部分も多い印象です

ここまで不満点をずらずらと記しましたが面白かったかと言われれば楽しんでいたと答えるかなぁ
チェイスシーンや巨大肉食恐竜などのシーンはやはりはらはらして楽しめました

遺伝子改良の分かりやすい人類を滅亡させる未来を蝗害で示したのはいいのですが恐竜を見に来たつもりの観客にイナゴを見せるのはちょっと酷ではないでしょうか
最初のシーンだけでイナゴはお腹いっぱいですよ…
怖い以上に嫌悪感が強かったのではないでしょうか

どちらにしても今作をあえて作った理由はあまり感じませんでしたね
結局世間の三人に対する評価や評判は変わっていないので世界的に見れば今回の一件は炎の王国のときと戻ったとも言える状況で最悪の未来は止まったけど別に好転したわけではないのです
武者鬼

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