MasterYu

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者のMasterYuのレビュー・感想・評価

4.0
世界に恐竜が解き放たれてから4年。各地に恐竜が棲みつくようになり、様々な事故が起こっていた。
オーウェンとクレアは、ロックウッド家から連れ出したクローンのメイジーを守りながら、人里離れた山小屋で暮らしていたが、ヴェロキラプトルのブルーの子供と共にメイジーが何者かに誘拐されてしまう。
一方、巨大イナゴの出現で食糧供給の危機を憂いたサトラー博士は、その問題の原因がバイオテクノロジー企業バイオシン社にあると読み、グラント博士に協力を仰ぎ、マルコム博士の伝手でバイオシン社に乗り込むのだが・・・。

本作がジュラシック・パーク、そしてジュラシック・ワールドシリーズの最終章たらしめているのは、やはりサム・ニール、ローラ・ダーン、ジェフ・ゴールドブラムの存在だと感じましたね。

93年のジュラシック・パークの始まりから一続きの世界観であるとより認識できるのは、やはりレジェンドたちの登場による説得力が不可欠だったと思うし、それは間違いなく成功していたのではないかと。
まぁ何せ懐古厨なものですから、彼らをまたジュラシックの世界で観られただけで感無量。もうそれで満足してしまったので、ストーリーの薄さとか気になりませんよ(笑)

毎度毎度クソみたいな過ち犯すラスボスがいるのは様式美とはいえ、今回のラスボスは存在感なさすぎ。
恐竜との共存という着地点を目指すのであるならば、ラスボスを作らずに最終章にして協力的な組織を出して、イレギュラーなハプニングを起こした方が流れとしては美しかったかも?

とはいえ、ミッション・インポッシブル的なシーンも、ジュラワとしてはなかった演出だったので面白かったし、ハラハラさせてくれるところは多々あったし、エンタメ度求めるのか、高尚なストーリーを求めるのか、そこで評価は分かれると思いますが、私的には満足度高めでした。
兎にも角にもレジェンドたちの存在感、それに尽きます。
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