マンネン

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者のマンネンのレビュー・感想・評価

3.2
ジュラシックシリーズの結末とのことだが、話がゴチャゴチャで詰め込みすぎ。
CGのクオリティーはラプトルの動きが前作よりも不自然になったように感じた(特に近距離から遠方に素早く移動する速度感)。
世界中に恐竜の生息地が広がったという前提の話だが、雪が降る地域にも爬虫類が繁殖している点、巨大肉食恐竜の数が多い割にはその食料となる草食竜や哺乳類の数が少ない点。これはSFだから仕方ないが、、草食竜が繁殖するにはその食料となる十分な草木が育つ程の二酸化炭素濃度が必要なはず。白亜紀の濃度は現在の5倍。この濃度では到底無理ないはずで、そこには何の言及もない点。
子供向けの話としてはDNA操作のくだりは説明が難しすぎるし、昨今の地球温暖化議論で恐竜時代の二酸化炭素濃度は小学生でも知ってたりする。
SFとしてもバランスを欠き過ぎている。