mappii

ウエスト・サイド・ストーリーのmappiiのレビュー・感想・評価

5.0
もうずっとずっとずっとこの日を待ってたよ!!!
アンセルがWSSの主演やるって発表されてからずっと待ってたから、かれこれ3年くらい楽しみにしてたんじゃないかな!!!
コロナの影響もあって延期に延期を重ねて、最後は頑なに本国と同日公開してくれんからあともうちょっとのところでまた遠のいてしまったけど、やーーっとこの日がやってきて本当に嬉しい限り。
日本が公開遅いから(?)、アンセルがインスタで何回もちょっと惜しい日本語で宣伝してくれてたんほんまに可愛すぎて、辛抱強く待てたよ。

そして伸ばしに伸ばされた公開日と共に、期待値も死ぬほど上がってたけど、期待を全く裏切らないスピルバーグ👏
オリジナルへのリスペクトを最大限に込めつつも、現代の映像の美しさやそこから生み出される迫力、洗練されたキャスト陣による繊細なで力強い歌の数々。
オスカー7部門ノミネートもめちゃくちゃ納得。

オリジナルは割と歌とパフォーマンスが中心でどちらかと言えば舞台観てるような感覚だったんだけど(これはこれでめちゃくちゃ良かった)、
今作はストーリーの部分も少し脚色されたりしていて、トニー、マリアに感情をより乗せやすい映画らしい映画に仕上げられていたんじゃないかなと思う。

最後エンドロール前の主要キャスト・スタッフのクレジットまでオリジナルと一緒でそこもこだわってくれた監督の映画愛に感謝です。
エンドロールの音楽も、舞台のカーテンコール観てるみたいな気分になってめちゃくちゃ幸せだった。

そして、アンセルはやっぱり音楽との相性が抜群なんよね!!!
いわゆるミュージカル俳優みたいな歌い方というよりは、心からの想いを表現する優しい歌声で、心に沁みた。
”Maria”は元々疑いようのない名曲だけど、色褪せない名曲を名曲として生かしているのが、最高だった。アンセルのあの胸の高鳴る歌声を聞いただけでにやけちゃう。
“Tonight”もアンセルがこれ聞いてほしいっていうのももう死ぬほど理解できるくらい美しいデュエットだった。
マリア役のレイチェル、実写の白雪姫に大抜擢されたのも納得の歌声の美しさ。透明さ。
あの透き通った歌声と優しいアンセルの歌声の相性は素晴らしかったです。

オリジナル観た時からあの結末にびびってたけど、やっぱり苦しかった…

公開前に告発とかもあって、悲しかった時もあるし、それは無かったことにはできないし、決して許されることじゃないけど、
それでも私はアンセルの演技、ダンス、歌、楽器、DJ…表現者としての彼の姿が大好きで、これからもスクリーンで追い続けたいと思う。(重い)

とにかく、このプロモーションを機にまたアンセルがSNSで元気な姿を見せてくれるようになったのはファンにとっても嬉しい話だし、
何より大画面で拝む6年ぶりのアンセルに惚れっぱなしでした。

アメリカいる間に絶対ロケ地行くぞー!



【2022/2/24 Dolby Atomosにて2回目鑑賞】
初日に観に行った時、これはいい音響で観なければ!と思って、ちょうど友達も誘ってくれたので、5年ぶりにAtomosで鑑賞しました!

もう、まさに音で楽しむに持ってこいの作品で、大満足!

パンフレットを熟読して、製作の裏側や本作の重厚さを理解した上で観ると、全然違う視点で見れて、より本作の奥深さを体験できたように思う。

私はアンセルが好きだから、正直80%くらいアンセル目的で観てたんだけど、それぞれのキャラクター、ジェッツやシャークスのメンバー一人ひとりの人物設定までちゃんと物語を書いて、議論してキャストがそれぞれ自分のものにしたということを知って、本当に魅力的なキャラクターばかりだなと実感したし、それぞれ本当に個性的なキャラクターで、ジェッツの大勢の中のひとりじゃないことが分かって、もっともっとこの作品が大好きになった!

まだまだ味わう余地あるし、もう一回オリジナル版も見返したい!
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