ひよこまめ

ウエスト・サイド・ストーリーのひよこまめのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

期待を裏切らない出来で、ミュージカル好きとしてはひと安心。
オリジナルとほぼ同じ構成なのに、全然別物になっててどっちも秀作なのは、今回のスピルバーグ版がすごいというより、61年のオリジナルが凄いんだと思う。

時代を一番感じたのはダンス。スタイリッシュな振り付け、ダンサーたちの身のこなしの軽やかさ。
オープニングのダンスシーンが短いのが残念、もっと見たかった。

2人の出会いのシーンは、オリジナルの描き方の方がロマンチックで好みかな。

今回の作品での一番の違いは「COOL」のシーン。シーンの意味合いから変わってて、どうなん?と思った。
トニーとリフの対決シーンで、華やかな見せ場が増えたとは言えるけど、ジェッツのメンバーの影はぐっと薄まっちゃって、リフが死んだ後はただただグズグズになっちゃって・・・ああ、でももう悲劇へ一直線なんだからそれでいいのか・・・な・・・?

舞台版への影響が気になる。トニーとリフのCOOL、観たいかも。

個人的にはリフとアニタが好き。
ジェッツはオレが、と孤軍奮闘するリフが健気で母性本能を刺激される。
アニタの存在は「愛」であり女神。
これからも皆を愛し見守って行くのだろうな・・と思ったら、今回のドクの店の主人が、オリジナル版のアニタだったリタ・モレノなのもすごく腑に落ちた。

今回は字幕で観賞、吹替えも観なきゃ!

プログラムが2780円!買ったよ!
読みごたえはあった。けど、いつもの1000円ぐらいの「簡易版」も、出して欲しかったなぁ・・・😞
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