碧SU

ウエスト・サイド・ストーリーの碧SUのレビュー・感想・評価

4.0
スピルバーグ最新作はいつも「行かねば!」
という気持ちにさせられます。
しかし、スピルバーグがミュージカルだって!?
かの有名なウエストサイド物語を再度映画化という。

私は恥ずかしながら「ウエストサイド物語」未鑑賞です。
ミュージカル映画は割と敬遠する方なので(特に昔の映画)

学校で強制的に観た「サウンド・オブ・ミュージック」で
ミュージカルの良さには目覚めなかったのです。

しかしまあ「ウエストサイドストーリー」の面白いこと!
けっこう上映時間が長いとは思ったのですが、
気付いたらエンドロールですよ(笑)
ダレる要素なし!
・・・いや正確に言うなれば、

ダレそうになったら、不良たちが踊りだす!
ダレそうになったら「マンボ!」と叫びたくなる!
ダレそうになったら、お前ら歌うんかいっ!

歌も不思議なことに聴いたことあったんですよね。
初見のはずなのに、それほどにウエストサイド物語が
無意識にサブリミナル効果的な映画だったのか。

いやぁ、そこは流石スピルバーグ巨匠!
街に繰り出し外で踊り回りまくる、カメラの動きも最高!
この迫力を劇場で観る至高の嬉しさ!
ダンスのシーンは全て高揚します!

個人的には、不良リーダーベルナルドの恋人役だった
アリアナ・デボーズさんが最高に良かったですね!
あの煌びやかなスカート捌きが神がかってましたね!

ベルナルドも良かったですよ!ダンスのキレと顔ね!
ちょっとワイルドなシャイア・ラブーフみたいな顔が良い!

ジェッツのリーダー、リフも良かった!
爬虫類系の顔でインパクトも強いうえに、声が良かった!
声ホント印象的!ベルナルド同様、ダンスもキレあったねえ!

そんでもって主人公のアンセル・エルゴートは、デケえ!
とにかくデカイです(笑)高身長にも程がある!

登場人物以外の良かった部分は、
やはりスピルバーグ映画ならではなところ。

・・・パトカーです!パトカー!(笑)

パトカーの現れ方を見て、
(あ~!スピルバーグ映画観てるわ~!)と至福の時を感じた。
「未知との遭遇」や「E.T.」のように、
パトカーの描写だけで懐かしさがこみ上げてきた。

あと終わり方が最高に良かったね!
最近の映画だったら、登場人物のその後…とか
変に入れてくる描写とかありそうなもんを、
あの遠めのアングルでスパっと終わったのが素晴らしかったです!
碧SU

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