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ウエスト・サイド・ストーリーのmangoのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

映画館で観たかったけど観れなかった作品を遂に観ることができました。
元となっている『ウエスト・サイド物語』や設定となっている1950年代のアメリカなど予備知識が全くのゼロで観賞。

観終わった感想としては、2人が幸せになる道はなかったのか、どこから間違っていたのか…。ここでの間違いって2人が出会わなければ、アニータが嘘の伝言をしなければ、リフが銃を買わなければとかそういうことではなくて、もっとそれ以前の問題のはずで。劇中歌“Gee, Officer Krupke”の歌詞にあったsociologically sick やsocial diseaseのように『社会』そのものが2人の愛を阻んだのかなって。その社会には『偏見』とか『プライド』とか『価値観』とか色んなものが積み重なってるのかな。自分にとって、今生きてる社会を見つめ直したいと思う作品でした。今の社会を否定したいわけではないです!(笑)とりあえず振り返りたい。

ミュージカル映画というぐらいだから、劇中の音楽やダンスは本当に素晴らしくて、観ている途中勝手に身体が音に合わせて動いてました。特に“America”が良かったです。

そして、後からスティーブン・スピルバーグ監督の初めてのミュージカル映画だったと知ってびっくり。レディ・プレイヤー1、ジュラシック・パーク、ターミナルと同じ監督だとは思えません。70歳を過ぎても新しいことに挑戦する姿はカッコいいなと思いました。
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