ミズキ

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇りのミズキのレビュー・感想・評価

4.4
個人的に2023年観た映画でナンバーワン
世界的にヒットしてるのに日本だけ宣伝がドヘタくそで盛り上がらないのが非常に勿体無い

ガーディアンズオブギャラクシーのスタッフが関わっていることもあり、ファンタジーだけどアウトローの主人公たちが世界を救うという...ガーディアンズみ溢れる作品なんだけど、ギャグとシリアスのバランスがものすごく絶妙

ファンタジーとしても世界観が非常にハイレベルで作られていて、ちゃんとした剣と魔法の物語でもあるので安心して観られる

スタッフのダンジョンズ&ドラゴンズへの理解も恐ろしく深く的確で、TRPGあるある要素もちょいちょい演出に自然に使われていて、知っている人はニヤリとさせられる(魔力破りの兜で何度もチャレンジするシーン=TRPGで何度かサイコロ振っても上手くいかないので話の展開を変える、みたいな)

主人公がバード(吟遊詩人)とバーバリアン(女戦士)ホルガのコンビがいきなり逮捕されて始まる冒頭のシーンもよいし、ティーフリング(魔族とのハーフ)で変身能力を持つキュートなドリックのシーンは全部いいし、最強セクシーパラディン(高レベル聖騎士)のゼンクはいかにもNPCだし...

キャラよし、世界観よし、ストーリーよし
悪いところが見付からない

劇場公開はもう終わってしまうけど、未見の人はサブスクやディスクで騙されたと思って観て欲しい傑作です!
ミズキ

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