あんじょーら

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇りのあんじょーらのレビュー・感想・評価

3.3
ジョナサン・ゴールドスタイン ジョン・フランシス・デイリー監督

パラマウント     Netflix



2023年見逃し後追い作品 その9


2023年公開映画の42本目/今年97本目  36/100 を目指しています。



剣と魔法の世界、そしてテーブルトーク・ロール・プレイング・ゲームの始祖とも言える名盤の映画化!と言えば分かる人には分かる作品なんですけれど、どういう作りなのか?も不安があり、劇場にはいかなかった作品なんですが、Netflixで早くも観られる、という事で観ました。


TRPGで遊んだ事がある人なら、すぐに世界観に飛び込めますが、最初は、キャラクターを演じる現実の世界のダイスを転がすシーンが欲しかった!!!


人間の盗賊であるエドガン(クリス・パイン)と人間の戦士ホルガ(ミッシェル・ロドリゲス)は極寒の要塞に投獄されて2年が経過し、恩赦の可能性がある申し開きに参加するのですが・・・というのが冒頭です。


完全に、ダンジョン&ドラゴンの世界観を使いつつ、かなり高レベルプレイヤーでも出来ないような魔法を使われるので、その辺が上手く乗れない、というTRPGに思い入れがあり過ぎる人格の批判は、大人になったので割ると簡単に横における様になりました。確かに高レベル過ぎる。が、そこはド派手な映画にしたいじゃないか、とも思えるまでに成長したとも言える。


本作は、特に何も知らないでも、全然困らない、娯楽映画として大変良く出来上がっています。


なので、頭空っぽにして楽しめる作品!是非お時間ある人に、普段映画を観慣れない人に、オススメ致します!

で終わりです。



役者さんの演技、また、キャラクターがエッジが効いてて大変良かったです。


みんなロウだし、良い人が、良い事を成し遂げる話し。

続編もありじゃないかな〜そしたら、最初にダイスを振るシーン、やって欲しい!



けれど、まぁ心の中の厨二病患者でTRPGにいろいろ未練がある人格に話をさせると、魔法が高レベル過ぎて、これじゃ無理ゲーだし、敵の存在がデカすぎる!そしていくら何でも失われたロスト・キャラクターの復活は、ちょっと世界観が壊れるんじゃないのか?デミ・ヒューマン種族がもっと出て欲しいし、マスターはかなりプレイヤー寄りの判定が多すぎる!それに・・・うんぬんかんぬんと続いてしまうので、この辺で。