キクラゲ

キャッツのキクラゲのレビュー・感想・評価

キャッツ(2019年製作の映画)
4.0
詩集、ミュージカル共に未見。

おそらくアップで表情を抜くことと体の曲線を見せることを目的とした猫人間(以上受け売り)のビジュアルに衝撃を受け鑑賞。

巷の評判は悪いですが、なかなか楽しめました。説明、というかストーリーを必要以上に削り落とし、猫人間の素材のみをこちらに叩きつけてくるのがなかなか潔く、冒頭からそんな感じなので観る側も早々に感情移入というスイッチをオフに出来るためそういうものとしてアリなんじゃないかなと思います。元の舞台はもうちょいストーリーとかあるのかな?

ただ後半ストーリー的な物が出てくると『レ・ミゼラブル』同様歌が長すぎてゲッソリしちゃったり(踊りも減る)、なんかイギリスの上流階級上から目線感がちょっとムカついたりもしちゃいました。いい映画ではないですが、カルト化していく可能性は結構高いのではないかなーと思います。
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