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ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷のReoのレビュー・感想・評価

3.1
呪怨のリブート作品。

強い怨念は国境を超えて、人々を脅かす。家に入ると、呪いからは決して逃れられない連鎖現象は、死人からの憤りを露呈しているようにも感じる。念をこの世に置いていき、弱い心に漬け込む。そして、更に幻覚や心霊現象で精神を追い込んでゆく。怨念は、一見単調に見えて、計画性を持って人の心に侵入してくる。
呪怨の脅威は、誰にも止めることができない。

アマプラ配信終了するので、鑑賞。まさに海外製作「呪怨」って感じの作品。
脅かし要素満載のホラーで、終始ドキドキシーンが続いていて、驚きは十分味わえた。日本の延長線上というストーリー性は、凄く期待感を持てたが、呪怨のトラウマになるほどのキモさや怖さが、全くと言っていいほどなかった。伽椰子の頭に残る声や動き、俊雄くんの少し首を曲げた不気味な表情とどうしても比較してしまった。日本人しか出せない、ヒョロッとした体や顔が、より怖さを際立たせているんだと感じた作品だった。
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