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殺したのは誰だのpapandaのレビュー・感想・評価

殺したのは誰だ(1957年製作の映画)
3.6
伊福部先生の音楽目当てで見たが、当時の都会の場末感に圧倒されてしまった。蝿、蜘蛛、鼠、ゴキブリ、そこでグダる男共。腐り水の匂いが漂ってきそう。どこで歯車がずれたか。人の裏をかき媚びたり諂ったり騙したり、保険金詐欺まで。みんな少しずつ小悪党。中でも西村晃の紳士的悪党ぶりが面白かった。女の人達が大地に足を着けて生きてる感じ。当時の車のマナーやルールってどうなってたんだろう。怖すぎる。
伊福部先生の音楽は馴染みのあるサウンドも聴こえたが、キャバレーの洋楽とか飲み屋で聞こえる邦楽とかも伊福部先生の曲なんだろうか。気になる。
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