殺したのは誰だの作品情報・感想・評価・動画配信

『殺したのは誰だ』に投稿された感想・評価

落ちぶれた中年セールスマンが犯罪に手を染めていく。
初期の今村昌平っぽい下層ノワールだが、中平康も意外とこういうのが多い。
戦後復興に落ちぶれたセールスマンたちの描写は新藤兼人の『狼』を思い出したが…

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戦後10年の虚無と退廃を地で行くような気の滅入る話。最初から最後までずっと金金金。配役がどんぴしゃなんで説得力が増す。チラッと現れる伊藤忠グループの車がにくい

自動車社会になりつつある1950年代後半の時代。車の売買が盛んな中、ディーラー同士のバトル、車がなかなか売れない仲買人が金に困って自動車事故を起こして保険金詐欺をしようとする…。
切なくやり切れない…

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菅井一郎がもってく力ってのはすさまじく、若い中平じゃどうしようもなかったと思う。

解説
「ひかげの娘」の新藤兼人のオリジナルシナリオを「街燈」の中平康が監督し、「ジャズ娘誕生」の姫田真佐久が撮影した。主演は「フランキーの宇宙人」の菅井一郎、「今日のいのち」の山根寿子、「愛ちゃんは…

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貧しかった頃の日本を象徴する新藤兼人脚本、中平康監督の傑作。若かりし小林旭の賭けビリヤードの、音をも視覚化する緊迫感を見事に演出。死神の様な西村晃の囁きに誘われ、保険金詐欺のため車を快走させ激突して…

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tosyam

tosyamの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

新藤兼人の脚本に伊福部昭の音楽なのでヤタラ重い。ブラックサバスの曲のようだ。これはモハヤ車に取り憑いた悪霊に人々が翻弄される一家末代迄のホラー映画なのかも知れない。街道感がなんともイエズ中川信夫の地…

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けん

けんの感想・評価

3.6

中平康監督作品
理不尽な社会に取り残された身も心もボロボロな老いぼれセールスマンの破滅を描いた作品🫰
同監督の月曜日のユカという作品のインパクトがすごかったので鑑賞しましたが、あそこまで尖った作品で…

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伊福部昭の音楽が重厚すぎて…。
これも、真面目に生きたら損をするだけな人間、生まれつきついていない人間たちの物語。菅井一郎が車のセールスをすれば、生き馬の目を抜くように西村晃が客をかっさらっていく。…

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YAZ

YAZの感想・評価

3.5

中平康の観る

初老の自動車セールスマン栄吉は
妻に先立たれ仕事も若い同僚に出
し抜かれ身も心もボロボロ。
ある日、そんな同僚から命の危険と
裏返しの儲け話を持ち掛けられるが
の話

新藤兼人脚本

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