湯浅政明監督の最新作。
正直、劇中何度も流れるであろうテーマソングがどうなんだろうかと、恐る恐る観に行ったのですが、前半のイチャイチャシーンにも後半の絶望、そして狂い出すシーンにも見事にハマっていて、鑑賞後は頭から離れませんでした。
圧倒的幸福からの圧倒的絶望。主人公のそんな経験を疑似体験することができ、笑って泣ける良い映画。
要所要所のディテールもしっかりしていて拘りを感じることができ、見応えもありました。
自分だったら乗り越えられるのだろうか、どうやって乗り越えるのだろうか、そう考えずにはいられない一作。