もんてすQ

カムガールのもんてすQのレビュー・感想・評価

カムガール(2018年製作の映画)
2.9
性産業に携わる主人公を通して“性差による力関係の非対称さ”みたいなものを訴える製作意図はあったのだろうけれど、それでもオチの曖昧さには首を捻るばかり
政治的な主張よりも先に、ストーリーに芯を通すべきかと

主演女優の体の張り方がハンパじゃなく、ちょっと大丈夫かよとは思った
この映画に限ったことじゃないけど、私は激しい自傷行為を観るのが苦手だな

ただ途中でダレることがない、テンポの良い作り方ではあったのは良かった



日本では無修正のポルノをアップする事に対して法的な規制があるけれど、それが意図せずに過激な性行為のネット配信への抑制に繋がっているんだな思った
(それが本当に良いことなのかはわからないけれど)

これだけ技術が発達してもなお、性産業に携わる人間(主に女性)の置かれた立場は弱いものだと痛感

それを一番感じたのは家族との関係性や、太客らとのやりとりのシーン
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