ゆき

描きたい、が止まらないのゆきのレビュー・感想・評価

描きたい、が止まらない(2019年製作の映画)
3.7
なんとも真っ直ぐな青年の姿。
絵を描きたい思いも、今やりたい事も、将来の不安も、家族への気持ちも…。
ドキュメンタリー。

自閉症という古久保さんは、よーく喋る!作品は緻密で、時にカラフル、社会にも目を向ける。自分の気持ちを絵に表す。
ただ、収入は障がい者作業所での就労で、と考えている現実派。絵描きは彼の生きがいみたいなもの。好きなのだ。

監督登壇でお話があった。
家族愛で穏やかな家庭に映っていたが、それより以前の頃は落ち着きなく、お父さんも彼と触れ合う時間も少なかったらしい。家族で努力された成長途中の古久保家の姿だったと感じる。
我が家もどんどん進化したい!

アールブリュットを知ったのは5年前位。生命力溢れる心の内面に触れられる古久保さんの作品も生でみたい!
ゆき

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