南

バード・ボックスの南のレビュー・感想・評価

バード・ボックス(2018年製作の映画)
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テーマは『イット・フォローズ』や『ジョジョの奇妙な冒険』第5部の最終話と近いベクトルに位置するのだろう。

ただし、「抗いようのない運命 = 死と向き合うことで人間は大人になれる」という『イットフォローズ』のメッセージにいたく共感した自分にとって、今作のラストはヘキエキせざるを得ない。

まるで「見たくないものを見ない人だけが救われる」とでも言うかのような結末に、聖痴愚礼讃の気配を感じてしまったからだ。

とは言え『メッセージ』で

「運命が決して変えられないことを知りつつ、それでも運命に抗う人間を讃えたい」

という主題を提示したエリック・ハイセラーが、真っ向から矛盾したテーゼを持ち出すものだろうか??

次に観るときは視点を変えてみよう!
南