シングルマザーのエリザベスは、友人に連れ出されたバーで魅力的な法学部生のテッドと出会い、恋に落ちる。幼い娘モリーからも懐かれ、二人はすぐに関係を深めていく。
そんな矢先、テッドが若い女性の誘拐容疑で逮捕される。テッドは逮捕されてからも容疑を否認し続け、裁判では自ら弁護を行い誤認逮捕を主張した。そしてエリザベスも、彼の言葉を信じ続けた。
「シリアルキラー」の語源となった実在の人物を基にした映画。
1970年代、若い女性を次々と冷酷に殺害した犯罪者で、複数の州で犯人の情報が公開されながらも、その魅力的な容姿を利用し女性を誘い犯罪を重ねていった。テッド・バンディによる犯行だと認められているだけで30人の犠牲者がいるが、実際の人数は不明。
事件があまりにも悲惨すぎて気分が悪いけれど、展開から目が離せない。ザック・エフロンが影がありながら魅力的で、この青年は本当にそんな恐ろしい罪を犯したのか、と疑ってしまう。
当時彼を擁護した無罪を訴えていた女性が多かったということも、ぞっとさせる。
