mari

テッド・バンディのmariのレビュー・感想・評価

テッド・バンディ(2019年製作の映画)
4.3
あの愛は嘘だったのかという答えのない泥沼。

動機を知りたいと思う隙もなく、
無駄に長けた話術と掌握力に飲み込まれて
時を同じくしているように翻弄された。

確かに人間性の無駄遣いだとは思う。

でもその感覚と視点は持ち合わせていなくて、
何を言ってるんだろうこいつ
ぐらいの気持ちだったようにも思うから、
更生なんていう判断じゃなくてよかった。

長い歳月をかけて這い出した先に
見える真実からエンドロールにかけて
震えが止まらなくなる。
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