皆様はシリアルキラーの語源となった人物をご存知ですか?
彼の名前はテッドバンディ。
今回はその名がタイトルの映画。
本作では、1970年代のアメリカを震撼させたシリアルキラー(テッドバンディ)が犯した罪と彼を愛した女性の苦悩が描かれています。
米国で最も有名な連続殺人鬼が、殺すことなく愛し続けた女性(リズ)。
彼女の瞳には一体彼はどう映っていたのでしょうか。
という感じの映画なんですけども
実は僕、本作を観る前から「テッドバンディ」という名前は聞いたことがありました。
30人以上の女性を惨殺した犯人だということも知っていました。
けれど本作を観ている間は、冤罪の可能性があると思ってしまいました。
実際にテッドバンディに欺かれた多くの人間も、僕と同じ感覚だったのかもしれません。
当時、彼を支持する女性が多く居たのも納得です。
そして、見る者にそう思わせるほどテッドバンディという人物は賢い人間でした。
驚くことに彼は自分の弁護人を自らで務めました。
そのことから死刑判決を下したエドワードコワート判事には「君の頭脳なら良い弁護士になれた」とまで言わせています。
本作を観て、優れた頭脳は多くの人物に称賛されるに値するが、時として人々の脅威にもなると感じました。
果たして貴方は、善人と悪人の違いを見極めることができているでしょうか?