シェリー

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンのシェリーのレビュー・感想・評価

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※ Filmarks試写にて。

これが実話とは信じられない、、。ネイティブアメリカンが迫害されていたことはなんとなく知ってたけど、こんなに酷いとは思わなかった。

1920年代、石油や鉱物のおかげでアメリカで1番お金持ちになった先住民オセージ族と彼らの富を狙った白人たち、そしてその結果起きた連続殺人事件を描く。

小物感満載なディカプリオと偽善者サイコパスデニーロの圧巻の演技ね!!!すごすぎる。3.5hという超長い上映時間だけど、2人の演技と緊迫感ある展開で、ずっと引き込まれていた。

ライムスター宇多丸さんのアフタートークによると、原作はもっとジェシープレモンス演じた捜査官にフォーカスが当てられていて、FBI誕生に繋がる部分がもっと描かれているみたい。だけど製作途中に、これだと外からしか描けないね、ということで、オセージ族の女性と結婚した白人男性=レオを主人公に路線変更。レオも元々は捜査官を演じる予定だったけど、こっちを演じたいと希望したらしい。

原作から大きく離れて、別の主人公を建てた脚色が大成功しているらしく、原作も読みたくなった。

自分の住んでた場所を追いやられ、縁もゆかりも無い場所に移ったら、そこで石油や鉱物などが見つかって、今度はその富を狙って白人たちがやってくる…という可哀想すぎる歴史を持つオセージ族。この歴史ももっと調べてみたいと思った。

家だと絶対に見れないタイプの作品だからもう1回劇場に見に行きたい!
シェリー

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