なべりうす

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンのなべりうすのレビュー・感想・評価

4.0
スコセッシ、ディカプリオ、デニーロ、この並びで期待せざるを得ない本作をいち早く試写会で観る事が出来ました。1920年代に起きたインディアン大量殺人事件を基に利権と差別そして友人、家族への愛を複雑に絡ませた本作は観ているとなんとも不気味でごっそりと体力を持ってかれるような一本でした。個人的な見所はやっぱり主演ディカプリオの演技でしょう。妻を本気で愛する裏では欲に溺れ強盗やら墓荒らし叔父には逆らえず手のひらで転がされ、そんな小心者でどうしようもない男を完璧に演じきったのが素晴らしい。主人公のお陰で、この残酷溢れる映画がかなり観やすくなってるんじゃないなと思います。
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