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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンのshimakanのレビュー・感想・評価

4.3
巨匠スコセッシ様、待望の最新作。

上映時間206分と聞いた時は流石に身構えたが、OPの音楽からまんまと一気に引き込まれてしまった。話の題材はオセージ族の石油を狙う白人の脅威であり、実話なので予習は少し必要。主役はスコセッシ様と7度目のタッグとなったディカプリオ。その妻役にリリー・グラッドストーン。白人の長にデ・ニーロ。豪華俳優陣が魅せる演技はどれも素晴らしく、今作げ俳優キャリアで最高演技と言われたディカプリオは、勿論凄い。発狂する時の覇気がやはりとてつもない。個人的に顔芸も素晴らしい。リリー・グラッドストーンの独特の佇まいも忘れられない。デ・ニーロは純粋な悪を難なく演じているのが流石。
この作品で最も感心したのは、206分という長尺ながら全く退屈するダレ場が無かったこと。どの場面も音、映像、景色が素晴らしく、文句無し。体感的にもあまり長く感じなかった。スコセッシ様にはこれからもまだまだ映画を作り続けてほしい限りです!!!
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