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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンのyayouのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

前半の前半はワクワクしながら見ていた。久々に心躍る感じ。
でも、だんだんとグレーがかっていく。
それも当然といえば当然で。

ディカプリオの格好良さは封印されていて、口角下げて眉間やおでこにもいっぱい皺があって、声もなんだか違ってて。だけど時折キラっとかっこよさが漏れてくる✨

モリー役の俳優さんはすごく存在感があった。低めの落ち着いた声が印象的で、悟って許してくれるような包容力と強さを感じる。

ロバートデニーロが演じたヘイル、アーネストが慕っていたキングは、全く悪人面していない、真の善人にみえる。そういう不快感さえ与えないような人ほど悪徳なんだな。善か悪か、わからなくなりそう。いや、本当はわかってるよ。

アーネストは自分の意思でキングに従っていたけど、全て自分の欲、利益や金だけのためではない。そうなんだけど…… 実際はわかっていながらもモリーのインスリンに変な薬を入れて注射していただろうけど、モリーのことはすごく愛していて家族も大切に思っていたのはわかる。
そういうところを過剰に演出せず退屈させず、伝えてくるのは素晴らしい。

だが正直206分もあると、見る集中力も途切れてくるので、違うこと考える瞬間や、ボーっとしたり、ウト😴っとしそうになる時もあったけど、そうすると、バン❗️とかボンっ💥とかいうので、目がさめる。ウマイっ

終わり方が素敵だった。お洒落。
ずっと劇伴がよかった。音楽と、最後の最後の音まで楽しめて、すごく好きだった。

嵐の時はパワーがあるから静かにしておく。 自然のままに生きていくことが、真実なのだろう。

もう少し短くしていただけたら、傑作だったのではないかと勝手に思っています。。
もう一回見たくても、さすがにもう見れんぞ。
がんばったよ疲労感と満足感。
ディカプリオ、やっぱり好きだ〜
yayou

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