主人公が法に触れるやり方で巨万の富を得るが、最終的に悪事が暴かれていく。
…といういつものスコセッシ映画。
『ウルフオブウォールストリート』とかだと、前半は大金持ちになってウハウハアゲアゲで浮かれまくって後半から転落していく流れだけど、本作はそのウハウハな描写がないので話の流れが単調に感じた。
元々は捜査官のトム・ホワイトの視点で描かれた脚本を、ディカプリオの「オクラホマの内部から描くべきだ」という鶴の一声でアーネストの視点で一から書き直された。
…にも関わらず、デ・ニーロにネイティブアメリカンを殺すよう唆されたディカプリオがさらに人を雇って…と、ほとんど白人間のいざこざしか描かれず、ネイティブアメリカンは被害者以上の掘り下げがない。
元の脚本通りだったらどうなってたか気になる。