キュラソー

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンのキュラソーのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

やたらと長い上映時間を知っている上で、序盤からなんの工夫もない切り返しで構成されたデニーロとディカプリオの会話シーンを長々と見せつけられると、もうそれだけでくたびれてしまう。
四姉妹とその母親が殺人や病気で次々に倒れていく展開にはサスペンス的な面白さを期待できなくもなかったけど、四姉妹最後の生き残りであるリリー・グラッドストーンではなく、その夫で中途半端に殺人に加担してしまっているディカプリオに視点が据えられていた時点でそれも無理な話。リリー・グラッドストーンもみるみる弱っていき、結局FBIが介入して事件はなんの見せ場もなくあっさり解決するという退屈さ。
全体としてもサスペンスにしたいのかミステリにしたいのかハッキリしなくて演出意図も見えてこないし、終始漫然と撮ってしまった素材がただ漫然と配列されているだけだった。
キュラソー

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