Uえい

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンのUえいのレビュー・感想・評価

3.0
久しぶりにスクリーンでスコセッシ監督作品が見れた。3時間越えにビビっていたが、体感は短いとの感想があり、少し安心して見に行けた。確かに体感は短かった。

第一次大戦に参加していたアーネストはアメリカに戻り、叔父を頼ってオクラホマ州にやって来た。そこはオセージ族という先住民の土地で、石油が出たことから、オセージ族は裕福な暮らしをしていた。

叔父は家族からキングと呼ばれていて、オセージ族と上手く付き合っていた。アーネストは運転手として働く中、オセージ族のモーリーと恋に落ち、結婚する。そこから、モーリーの姉妹が次々と殺されていく。

ディカプリオ演じるアーネストが、叔父に巻き込まれ、行動と心がどんどん引き剥がされていき、本心がどこにあるかわからない状態になっていくが、演技、演出が見事すぎた。

オセージ族が死ぬ間際に見る幻想が印象に残った。特にリジー・Qが亡くなる時に枕元に現れる原住民は、ギャグかと思う様な格好だけど、笑っちゃいけない神聖な雰囲気もした。

エンドロールのBGMが嵐の環境音というのが粋だった。
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