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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンのヤマハのレビュー・感想・評価

4.3
3時間半と長尺だけど事件の発生から裁判の最後までしっかりと描かれてて、テンポもよく緊迫感もあって、とても見応えあった!

実際にあった石油利権に絡むオセージ族が犠牲になった事件を基にしていて、当時の法律を含めて白人至上主義が凄まじく、人間は金に目がくらむとここまでの悪事に走るのかと思わされる。
実際はもっと多くの人が犠牲になり闇に葬られているんだろうな…
原作を変えて小悪党を主人公にすることで観客(白人)に当時の悪事の酷さを実感させるのは凄い
ロバート・デ・ニーロ演じるおじは一見いいおじいちゃんだけど、狡猾で悪の帝王感が凄いし、レオ演じるアーネストはおじと妻の板挟みでもがき苦悩する役を熱演してて、そこも見応えあった!

長尺で登場人物も多く複雑だから見る前の体調は万全に。
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