鉄

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンの鉄のレビュー・感想・評価

4.2
レオナルド・ディカプリオがロバート・デ・ニーロに顎で使われる映画。

オープニングの「映画が始まったぞー」という祝祭感と、オセージ族と白人の関係性の変化を実際の写真で提示しつつ、白黒からグラデーションでカラーになるのと同時に出てくるアーネストのショット、という流れが非常にスマートでカッコいい。そしてデニーロ演じるヘイルとその口車に乗せられ続けるアーネストの展開には笑っちゃいながらもおぞましくなって来ちゃって。サスペンスとして面白く、尚且つ俳優陣の演技合戦が楽しい。モリー演じるリリー・グラッドストーンもまた魅力的でウットリ。ただやっぱり長い。

君は逮捕されるかもしれないけど、心配するな!
鉄