August

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンのAugustのレビュー・感想・評価

3.7
アカデミーが重視する多様性を押さえている濃厚な作品。候補に入りそうである。
上映時間も長いのだが、気にならない。
見て見ないふりをしたい歴史をしっかりと今の人々に伝えている。アメリカの本質は介入と略奪であり、現代もそれは不変であると。
歴史を学ぶということは、失敗を学ぶことに等しいと言われているが、本当に学ばれているのか。
資本主義は搾取の歴史であり、資本主義が疑問視、限界が近いと囁かれているされている昨今、そのような視点で観賞していた。

リリー・グラッドストーンさんは受賞しそう。繊細だが、しっかりと味を感じる演技だったと思う。圧巻の一言。
デニーロさんとデカプリオさんはいつも通り素晴らしい。
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