Augustさんの映画レビュー・感想・評価

August

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ミッシング(2024年製作の映画)

3.9

一見すると退屈になりそうな淡々とした現実、やりきれない現実をここまで映画として落とし込む監督の手腕、加えて、石原さとみさんを筆頭とした俳優陣の演技はすごい。
石原さとみさんの絶望感の演技は鳥肌もの。こ
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

3.6

判事がいなかったら作品として成り立っていないぐらい良かった。
押さえつけられる時代と抗おうとする時代を表現した空間になっていたと思う。

ベテラン 凶悪犯罪捜査班(2024年製作の映画)

3.7

1は財閥
2は世論と戦う 
今作の方が勧善懲悪的ではないが、サクサク進んでいく。
前作と比べてテーマが多少複雑化しており、暗めの作風になっているが、そこは、1で作り上げた雰囲気で和らげているような気が
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.7

地球滅亡を通した社会風刺作品
人は信じたいことしか信じないし、権威化された意見に流されていると終わってしまうよって言われているようだ。

2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

3.7

やっと観れた。
2人の対話が主だが、重くならずしかし、深さがある作品になっていたと思う。
この辺りは、さすがメイレレス監督

BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

3.0

バッド、マッドが個人的には足りない。
過去との対話も不足していたような。

ロストケア(2023年製作の映画)

3.5

正義が悪者に見えてくる描き方が好き。
綺麗事ばかりは言ってられない時代がだんだんと来ている。

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.1

やっぱりこの監督はすごい。
色んな作品を観たかった。惜しまれます。

芸能界自体が現実には遠い虚構であり、非常にカオスな世界であることが伝わる。
その世界の身体的、肉体的、金銭的犠牲者が多数存在してい
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アット・ザ・ベンチ(2024年製作の映画)

4.0

ダウっぽい脚本やなーと思ってたらやっぱりカニバブル
蓮見さんの手にかかれば台詞のテンポもダウなんです。
それ以外のストーリーも良かった。
再開発に取り残されたベンチを中心に巻き起こるオムニバス

教皇選挙(2024年製作の映画)

4.0

月並みだが、Conclaveはやっぱり根比べだったと思わせる。
TVで我々が観ているのは、外で歓声をあげる観客であるが、今作は外の風景は全く映らない。煙のみ
そこが、密室感、緊張感を演出することに一役
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エミリア・ペレス(2024年製作の映画)

3.8

ミュージカル作品なのか?
クライム要素が合わさっているのが新鮮だからかな?
そこにトランスジェンダー要素、メキシコの社会問題要素が加わっているのだが、それはそれで分かりやすい。
しかし、本作の裏にある
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片思い世界(2025年製作の映画)

3.4

個人的に若手女優の泣きの御三家が揃ったと思ってる。
トップクラスに演技が好きな実力派若手だと思う。
ちなみに河合さんはベクトルが違う女優さん。
3人とも演技が素晴らしかったが、杉咲花さんのそれは、琴線
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ミッキー17(2024年製作の映画)

3.7

今のアメリカを揶揄するような作品
エクスペンダブルってまさに支持者層かもしれない。代わりはいくらでもいるのだ。
多少の違いはあれど同じような思考、行動パターンで
その主題を娯楽として成り立たせるために
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ヘルドッグス(2022年製作の映画)

3.4

ノワール系を意識、持っていきたいのは分かる。
それにしてはあんまり余韻が残らないと思った。
軸が複数あったのが原因かなー
新しき世界っぽさが多いと感じる。
階段が象徴的であり、印象的である。

マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

3.5

ここまで難解な作品は久しぶり
1回目で理解できる人、考察ができる人を尊敬します。
こういう映画が語れるようになりたい。

悪い夏(2025年製作の映画)

3.5

正体と同じ原作者かー
原作読まないとなんとも言えないが、ドラマ性がありそうでない。
考えた通りに話が展開し、収束した。
全体的にぬるいので、ぬるさを誤魔化す様な無理やり感の強いフィナーレに辟易する。
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満ち足りた家族(2024年製作の映画)

3.8

一見満ちたりているように見えても、本人達からしたら満ちることはない。干からびた人の底なしの欲求に導かれる人間ドラマ

上流階級の不穏ないやーな空気感が絶妙に作品を支配していた。
特権ではなく、上流とい
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トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦(2024年製作の映画)

4.0

残ってたら観光したいほど魅力的な九龍城砦のセットこれだけで高スコア
カンフーハッスルのリアリティ度を1、2個下げたキレキレのアクション
だが、お前だけはハッスルしすぎだろと言いたくなる個性豊かなキャラ
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勇敢な市民(2023年製作の映画)

3.8

安藤サクラさんみたいなスイッチのオンオフがカッコいい女優さんでした。
アクションもカッコよく、スタントなあり?なし?と思うほどのキレ
女優さんのキレがストーリーの既視感を補完して面白く観れました。
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密輸 1970(2023年製作の映画)

3.4

バディ寄りの水中エンターテイメント
互いの思惑が捻りに捩れて逆に分っちゃう。

ビーキーパー(2024年製作の映画)

3.4

アメリカもトップに対する鬱憤が溜まってるんだろう
特筆すべきところは特にない。

ちひろさん(2023年製作の映画)

3.5

家族でも分かり合える、分かり合えないを横に置きつつ孤独を据えて観る。
幸せ、居心地って誰でも求める、依存するっていう考えから一旦距離を置けたかもしれない。
理由がハッキリと明示されないため、ふわっと感
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キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

3.2

前作と比べ思ったよりワクワクしなかったなー
原作は読んでるから次作が面白いのは分かるが、なんだろなー演技かな?
登場人物が増えれば増えるほど、戦の規模が大きくなればなるほど、逆に作品としてスケールダウ
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最後まで行く(2023年製作の映画)

3.2

オリジナルの方が緊迫感、切羽詰まった感があったよーな気がする。
監督の映像は毎度毎度好き。

あの俳優さんの様な役者が日本にはいないのかーと思ってしまった。

Demon City 鬼ゴロシ(2025年製作の映画)

3.2

いい意味でも悪い意味でも日本映画らしくないが、世界配信されるNetflix作品だけあって演出がちょっと。
過剰な日本演出だったような

復讐って法の外にある行為だからこそ人を惹きつけるのかな。

シティーハンター(2024年製作の映画)

3.4

鈴木亮平さんだからこのスコア
残りは平均よりやや下かな

タバコ吸えーと思ってたが、まあ難しだろうし、それでもハードボイルドだった。

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

3.7

不穏な狂気と花火のような儚さが交わった良作
岡田将生さんってところが個人的には好き。
岡田将生さんを見ながらある意味で、少年対少年だったのかもしれない。

名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN(2024年製作の映画)

3.7

年代別スコアの割合が欲しいな
キューバ危機、公民権運動等の激動の時代が求めた男
若い世代からしてみれば、フォークソング、カントリーソングの違いから良く分からない。そんな違いすら彼には無意味
そして、な
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.6

前向きな作品っぽくあるが、日本の組織風土を皮肉ってるように見えてくるんだよなー
月曜日ってほとんどの人にとって一週間の中で最も嫌いな曜日だと思うし、台詞や振る舞いの中に本音と建前が混在していたと感じる
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OUT(2023年製作の映画)

3.0

ごめんなさい
途中からレインボー池田さんにしか見えない。

ANORA アノーラ(2024年製作の映画)

4.1

ノミネートされる理由が分かるわ
笑って泣けて考える。
ノンストップで走り切ると思ったらあれだもんなー 丁寧な作品だなー
ちょっとしたロードムービーにも思えてくる。

テーマパークの刺激的な高揚感とテー
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.3

次回作→今作の順番で公開してたらどうなってたんかなーと考える。
思ってたより良かったが、映画館で観なくて正解だった。
縦の糸はあなた、横の糸は私、そんな感じの作品
蜘蛛の糸で作品として身動き取れず
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プロジェクト・サイレンス(2024年製作の映画)

3.4

見終わった後は題名が2つの意味を持ってると気付く。
シチュエーションに対してのハプニングが個人的にはハマらなかった。
サバイバル感、パニック感が薄い。
猿の惑星みたいな表情してたな。

最後でイ・ソン
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リアル・ペイン〜心の旅〜(2024年製作の映画)

3.9

ポーランド、アウシュビッツ等への旅を通じ、自分自身に向かい合う。
ポーランドだけにショパンの曲が多く使われていた。しかし、ポーランド、アウシュビッツ、ユダヤ人はこの作品、旅にとってきっかけである。
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