本当に見てよかった久々の一作。
4時間近くの長尺のため、タイミングよく、時間がある時に見ようと決めていた映画。
これがノンフィクションベースなのが、本当に恐ろしい。
アメリカの文化、音楽や映画、ファッション(特に古着)大好きですが、正直白人に対する見方が少し変わった。
壁を作る白人成金大統領とか本当に吐き気がする。100年前のアメリカ、治安悪すぎて恐ろしい。人の命が軽すぎる。
前々から
「アメリカって、移民じゃないのはネイティブアメリカンだけじゃないの？」
という素朴な疑問をもっていたので、モヤモヤがとてもすごい。
搾取する本当の悪人はいつだって偽善者なのかもしれない。フレンドのフリをして近づく敵、フレネミーなのかも。
終始モヤモヤして、後半はずっと動悸がしていました。勧善懲悪・that's白人アメリカンムービーとは全くの逆。
映像としても、ストーリーの予想がつかないグレーっぷりも、音楽も、とんでもない傑作だと思います。
80代でこんなすごい重くてクリエイティブな作品がつくれるスコセッシは本当にすごいと思いました。
