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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンのにのレビュー・感想・評価

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キラーズオブフラワームーン、本当によかったので見てください!映画館で見れて本当によかった!3時間あるけどカットと編集の凄みで気にならないだれない。静のスリル・サスペンス・緊張感が続く。時代的にこの味の大作映画はもうこの後食べられないんじゃないかとおもう。スコセッシ長生きしてまだまだ撮るんだ!!!頼む!!!

90年代の編集で1カットが長く芝居を見せる(顔や意図的なアップがすごすごはいらない)から''カットや芝居に興奮というより情報として追いかけてるし早送り慣れしてる''ひとからすれば長尺だろうなとおもったが、それがいいんだッ

想像よりはスリル・ダークテイストじゃなく、二面性二枚舌についてフォーカスしている。片方で見たら悪だけど片方でみたら利益や徳、その描き方のため登場人物全員に愛嬌がある。本当に妻を愛し心配をする夫アーネストと、同時に先住民見下げ殺害ビジネスを共謀させられる気弱なアーネストは両立する

今の人権意識ならオセージ族含めて人間カウントだろうけど、''(我々と同じ)人間じゃない''(から遠慮はしないで搾取していこうor知性が違う)という意識で接し接されてきたことがチラチラ見えて、映画の根幹になっていて良かった。侮られている惨めさを妻のリタ視点のモノローグで入れているのも良かった

というか米ではブラックホワイトが主流問題化されるなかレッドというのは見過ごされてきたのだと問題視ずっとされ続けてきていた。題材も役者も数は少なくて''彼らが見えない''ことを問題視しているのが台詞メッセージではなく「カットや編集によって」シーンで伝わってきて、映画を信じられる映画です
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