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川沿いのホテルのqのレビュー・感想・評価

川沿いのホテル(2018年製作の映画)
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「草の葉」から続いて、終始柔らかな死の匂いがする 息子たちと共にぐるぐると死の淵を歩く、出会う二人の女は天使で、天使は天使としか通じあわないとわかっていても、あなたは美しいと伝えたくなる もう最後(最期)だからなのだろう 妙なすれ違いの繰り返しは彼が既に片足を死に突っ込んでいるからのようにも思えた 天使たちが抱き合って涙を流して眠るとき、彼もまた永い眠りを選ぶ どうやってもわかり合えない男と女がふと同じところへ辿り着く、男も女も同じ人間だから ホンサンスのモノクロを永遠にみていたい 久しぶりにたくさんホンサンスを観られて静かに心が解けた
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