こういう地味な良作映画大好き。
雑誌記者であるロイドの視点を通して、アメリカの国民的テレビ番組の司会者、ミスター・ロジャースの姿を映した作品。
家族との関係や、自分の感情との向き合い方といった身近で時にシリアスな問題を扱っている点で普遍的な話であり、見たことはないけどそういうメッセージこそをミスター・ロジャースは番組で伝えてたんだろうなって。
話にそこまで起伏があるわけではないけれど、マリエル・ヘラーのストーリーテラーとしての実力や、トム・ハンクスのいぶし銀の好演のおかげで最後まで集中力を切らさず見れました。
特にトム・ハンクスは不気味さに近い謎の迫力がある。それを引き立てるような演出もまた光ってて。