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ユメノ銀河のktyのレビュー・感想・評価

ユメノ銀河(1997年製作の映画)
3.5
小さい頃の記憶で、おぼろげながら、こんなバスが走ってた昭和40年代中頃、断片的な記憶しかない世界。
そのタイム感が潜んでいる本作。

車掌さんのヒロインのつぶらな瞳、
浅野忠信の無言の圧、
メロディーを廃した控えめな音響効果、
アンティークなバスの風情、
詩情の漂うモノクロの異世界観、

ずっと前に観て意味不明だった作品。

正直、やっと自分の観賞眼が、作品に追いついたかと思ったけど、昨日の睡眠不足のせいか、途中で、すーっと眠りに落ち、気がついたら、ちようど終わったところでした。

この感覚、ずっと昔、キース・ジャレットの『フェイシング・ユー』というレコードを聴いてて、すーっと眠りに落ち、気がついたら、最後の曲が終わって、トーンアームが上がっていた感じと似てて不思議、、、

また何年かしたら、観てみよう。
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