ユメノ銀河の作品情報・感想・評価

ユメノ銀河1997年製作の映画)

製作国:

上映時間:90分

ジャンル:

3.4

「ユメノ銀河」に投稿された感想・評価

石井監督の色が丁度親しみやすいくらいの出方で、現実でありながら切り離された世界を見ているようでした。
主演のふたり、1万点…
原作の「少女地獄」は昔読んでいたのだが、友達に教えてもらうまであの話がこの映画の素だとは気づかなかった
監督の演出の行間とモノクロ映像が相俟って、不思議な世界に入れてもらえた気がしました
小嶺麗奈さんも浅野忠信さんもとても良かったです
一

一の感想・評価

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あんまりゆったりじっくりしているのですっごいじれったいけどヤング浅野忠信が素敵すぎるので平気。モノクロ16ミリ撮影も素晴らしくて良いムード。
音と映像に拘る監督と、夢野久作のドロドロした世界は
相性が良いとは思えない。それは室生犀星原作の「密のあわれ」でも感じたことで、文学ものは石井監督には似合わない。
燕鷲

燕鷲の感想・評価

3.5
幻想的なモノクロームの画面に浮かび上がる新高とトミ子の“顔面”が観る者を挑発し、轟音(バスと汽車、そして土砂降りの雨!)の中の沈黙、静けさで男と女の心情を雄弁に語る“音”の映画。

無表情を映すだけで絵になってしまう浅野忠信は持ち味を存分に発揮しているし、疑惑と恋慕の狭間で揺れ動くオンナをクドいほどの上目遣いで演じた小嶺麗奈もまずまずの奮闘と言っていいが、何よりも印象に残るのは真野きりなである。あの妙な存在感は凄い。

取って付けた感の否めないオチは兎も角、夢野久作の原作が持つ雰囲気をバッチリ再現させた石井聰亙と笠松則通に天晴れ。お手軽に自宅で鑑賞するのではなく、巨大な銀幕と圧倒的音圧の劇場で観るべき1本。
時間にジャストサイズで視線にジャストフィットする丁度良い退屈で、とても好きな感じの映画だった。陰影による凹凸の浅いハンマートーンみたいなモノクロでレトロスペクティブとノスタルジーの狭間を浮遊する朧げで不鮮明な夢の手触り。他人の夢を聞かされてる感覚に近い。トンネルを抜ける其処は、行きは産道、帰りは黄泉路。哲学的ゾンビみたいな佇まいの浅野忠信。儚げで可愛い小嶺麗奈。抒情の不安定な揺らめきのはっきりとはせぬ美しさ。
sksk

skskの感想・評価

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これもDenkikanで観た。

浅野忠信やたら文豪作品に出てるので相性いいんだろうね。夢野久作がすきだった。
Kinakosan

Kinakosanの感想・評価

4.0
時々ある、理屈はよくわからないけど、好きな世界観の作品のひとつ。

原作の世界観がそのまま出てる気がしました。得体のしれない新高を演じた浅野忠信、その新高に疑いをもちながら惹かれるトミ子を演じた小嶺麗奈、とても良かったです。浅野忠信は得体のしれなさを出せる俳優No.1だと思います!

白黒の映像とセリフの言い回し、表情。淡々と静かに、独特の空気感で進んでいきます。幻想文学という言葉がぴったりです。
Otun

Otunの感想・評価

3.9
さっき、蜜のあわれをレビューした時、話に出しちゃったのでレビュー。
『ユメノ銀河』。

日本の文学的な彩りを(モノクロですが)、ちゃんと着地まで持って行けている映画。
バスの運転手と、若い女車掌、と言うのがなんともエロチックであり、現代人からすると知らない世界として想像力を喚起させられ、作風の着地に繋がっている様に思う。

ミステリアスな、小嶺麗奈さん。
そして当時まだハリウッド作品なんてユメノ銀河だった浅野忠信さんのパーソナリティーがとても味わい深い。
KK

KKの感想・評価

3.8
あんなにも儚く美しく可憐に、小嶺麗奈ちゃんを写し撮れるのは、石井岳龍の他に誰もいない。
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