筋肉的キリスト教徒

ユメノ銀河の筋肉的キリスト教徒のレビュー・感想・評価

ユメノ銀河(1997年製作の映画)
4.3
『これこそ本当に、“命懸けの恋”よ』

わーーーさいっこう。。。
夢野久作 原作

鬱屈とした雰囲気、BGM
雷雨、霧、蒸気 
2人の行く末が鮮明にならない 
2匹の蛾はただ光の方へ引き寄せられていく


「そう、わたし無茶だと思う、でも無茶でもいいの」

その恋が破滅すると分かっていても、無茶であっても、と覚悟を決めたトミ子の瞳が美しすぎる…
彼の汗が染み込んだハンカチを胸にそっとしまうのほんと好き

殺人鬼かもしれない色男に惹かれていく少女の葛藤
多くを語らない浅野忠信が妖艶だあ

ワインの掛け合いはマジで名シーン

「オーライ」

有史以来おおよそ繰り返されてきたであろう
“恋との決着”
トミ子の冒険はここで終わる

2-459ってやっぱり“ジゴク”って意味?