水辺の君に

ベルベット・バズソー: 血塗られたギャラリー​の水辺の君にのレビュー・感想・評価

-
これもすっかり忘れててやっと鑑賞。面白かったです。
ダン・ギルロイのシニカル視点が今回はアート界をぶった斬る!という期待通りの内容。しかもジェイクとレナ・ルッソの共演もナイトクローラーで。
現代アートに限らず、芸術(音楽や映画含め)は商業主義との背反をどう処理するかが命題だと思うんですが、そこを製作者の意志と関係ないことをして呪われるというのはまさに皮肉の効いたストーリー。
ジェイク演じる批評家が追い詰められてくのはさすがの一言。演技上手いし似合ってるw個人的にはジョゼフィーナが1番ムカついたのでザマァと思いましたw
結局、自分では0から1を生み出していないのに我が物顔の批評家や(この映画の場合は)画商共が制裁を受けるのはまさに自業自得。どれだけその芸術を愛していても、1を10000に出来るかもしれませんが0を1に出来ないということを、自分の立ち位置をもっと自覚するべきなんですよね。なんにしろ傲慢は無価値。
水辺の君に

水辺の君に