ヤマダ

ベルベット・バズソー: 血塗られたギャラリー​のヤマダのレビュー・感想・評価

3.0
商業主義は死ね!批評家共は死ね!という恐らくはダン・ギルロイ監督自身が抱いている、怨念めいたものをストレートに形にしたのであろう作品で、それ以上でもそれ以下でも無い。
監督のキャリアを考えると芸術をカネにしか見ていない人達、好き勝手に言う批評家達を血祭りにしたいと思う気持ちは理解できるが、同情し得るかどうかは別の話。そして本作が商業映画、あるいは芸術映画としての魅力があるかと言われると……。
「ナイトクローラー 」という超絶大傑作を生み出した事実がある限りギルロイ兄弟主義を捨てる事は出来ないのだが…。監督の奥さん(レネ・ルッソ)の扱いが相変わらず酷くて笑える。次回作ではどんな目に遭うやら。
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