チャウ

あいが、そいで、こいのチャウのレビュー・感想・評価

あいが、そいで、こい(2018年製作の映画)
4.0
昭和の人ってなんでも時代のせいにするってセリフは地味にグサっ。なんでもは言い過ぎだけど確かにあるかも。
さほど期待せず観たら思いがけず楽しい。ここまで知らない役者さんたちばかりで作られてる邦画が新鮮。あ、山田雅人(関西ローカル)が出てたの懐かしすぎる。
雰囲気は昭和っぽくて演技も決して上手とは言えないかも知れないけどそれが返って瑞々しく映って見えた。
男子らのなんとも無邪気でハツラツとした感じとか痛いくらいにガキっぽい感じとか、かつての自分らと重ね合わせてたらもう懐かしいを通り越してた。同級生には告り倒してもう相手がいないって笑った。何気ない会話がいちいち可笑しかった。でも楽しいだけじゃないんだよな。

赤信号でも渡る人と止まる人。最初はフフってなったシーンが状況が変わって意味を持った途端、とても印象的なシーンになるの最高だった。

とある海辺の街ってめっちゃ白浜(和歌山)だった。
夏にまた観たい。
チャウ

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