このレビューはネタバレを含みます
2024-5
話題になっていたな、と思い何となく見始めたけど、ラスト30分ずっと泣いていた。
何となく病気とかで男の子が死ぬのかな、と思っていたが本人すら予期してなかった死だったのには驚いた。よくありがちなパターンではなくて好き。
原作は四コマ漫画と聞いたがそれを実写映画にできたのがまずすごい。全ての登場人物がバラバラにそれぞれの人生を生きているのかと思いきや実は全部繋がっていてそこも面白かった。
「お前がいない世界で生きていたくない」というセリフやそこのシーンだけが1人歩きしがちだが、その後もう一度夢に出てきてくれた時のシーンが個人的には印象深かった。「俺の事を忘れるかもしれないしそれはしょうがないこと」と言いながらその後に「やっぱりたまに思い出して欲しい」と言うのはさすがに泣いてしまう。
一人一人がそれぞれの生きづらさを抱えて生きている時代ならではの映画だった。また見たい。