このレビューはネタバレを含みます
小林啓一監督は本当に会話劇でキャラクターに愛着を持たせるのが上手い。
現実離れした口調と性格のキャラクターなのに、気が付くと好きになっている。特に撫子ちゃんがすごく良い。
原作漫画では関わりのないらしい3組の物語が違和感なく繋がっていて、他者との関わり合いの話として縦軸が揃っているのが心地良い。
終盤の小坂が殺されてしまう展開と、夢で再会した小坂が鹿野の妄想ではない(プレゼントの場所を伝える)のはあまり好みではなかったけど、またこの3組の会話が聞きたくてなんとなくもう一回観てしまった。
そういう魅力がある。